事業継続計画(BCP)を作成すると同時に、継続的に改善する事業継続マネジメント(BCM)の仕組みを通じて、
非常時への対応力の維持・向上を図る取り組みを行っております。
1.基本方針
(1)従業員と家族の健康、生命を守る
(2)YOSHIZAWAグループの事業の正常化により社会的責任を果たす
(3)地域社会へ貢献する
2.想定する災害と当社の備え
以下のようなリスクを想定し、それぞれに対する対策を講じています。
| 想定する災害 | 主な影響 | 主な備え |
|---|---|---|
| 大規模自然災害(地震・台風等) | ①拠点機能停止・通信断 ②顧客管理・需給管理システムの停止 ③顧客応対の遅延・供給影響 |
①複数拠点体制、テレワーク対応、クラウド活用 ②クラウド型システムの採用、定期バックアップ ③協定の整備、代替対応フローの明文化 |
| パンデミック | 従業員の出勤制限・業務停滞 | 在宅勤務体制の整備、感染症対策マニュアル |
3.事業継続体制と訓練
有事の際に、迅速に対応するため、危機管理体制(BCP対策本部)を整備しております。
対策の1つとして、年1回以上のBCP訓練・机上演習を実施し、計画の実効性向上をおこなっております。
また、ITインフラの多重化や遠隔対応の仕組みの整備を進めることで、事業継続に必要な基盤強化を図っています。
4.お客さま・社会への責任
非常時においても、お客さまとの信頼関係を維持し、安定したサービス提供と、誠実な情報発信を継続することを
努めてまいります。
BCPは一度策定したら完了ではなく、社会情勢の変化や技術革新、過去の教訓を反映し定期的に見直すことで、
より実効性の高い計画とすべく、改善を継続いたします。
5.今後の取り組み
事業継続体制の更なる強化を重要な経営課題と位置づけ、大規模災害・パンデミック等へのレジリエンス強化を通じて、
社会的責任を果たしてまいります。
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〔訓練 実施報告〕
2025年10月21日、大規模地震発生時における安全確保指示や避難経路・誘導の方法等を確認し、
手順の周知を図るための避難訓練を実施しました。
最低限のタイムスケジュールに基づいた初期対応訓練・応急復旧対応訓練の検証や、
非常時における連絡体制の確立、現地状況報告システムの実践的な操作訓練などを行いました。
弊社は今後も有事の際の支援体制を強固なものにし、BCPの実効性向上を図ってまいります。